人は危機に面したとき、底力が出てくるといいます。けれども、なかには危機に立ち向かう底力が出てこない人もいます。その差は何でしょう? 次のフローチャートは、それを考えるツールです。その後の[診断]は占いと同じ、気にいらない診断はまったく気になさらないでください (^^; あくまで考えるキッカケのゲームです。

[診断]
〔底力チェック〕
あなたの底力を乗り物にたとえて診断すると。
A……クルマ
安定した生活を維持していく十分なパワーがあります。後はグレードアップ。
B……新幹線
自分だけでなく多くの人を一緒に乗せていくパワーがあります。そのパワーを人のために活かせるとさらに充足感あふれる人生になるのではないでしょうか。
C……自転車
考えこむことをやめて、小さなことでも確実に行動してやりとげていけば乗換えです。
D……バイク
頭のよいあなたは自分を楽しませることばかり。そろそろ人生の嵐がくるかも。
[ものの見方]
どれほど能力があるように見えても、幸せそうにみえても、誰でも挫折したり、落ち込んだりすることがあります。成功・失敗、能力の有無は、自分しだいだとわかっていても、そう思えないときもあります。
逆境に強い人と弱い人、危機的状況(心理的にも物質的にも)を乗り越えられる人と落ちこんでしまう人、その差は本当にちょっとした差です。
どれほど自分を信頼できているか。実は、その差が底力の差となって大きく生き方を変えてしまいます。
自己への信頼は、頭の理屈で納得しても生まれません。これまで生きてきた充実感が自己信頼を生み出す力です。小さなことでもかまいません。何かをやりとげたという充実感の積み重ねが、目に見えない底力となって、その人をどんどん強くしていくのです。
確実なことは、「行動する人には底力がそなわる」ということです。チャレンジし続ける人は、ますますパワーのある人になっていきます。
以下は設問ごとの考え方。
Q1 やりとげる自分は必ずいる
自分がやりたいと思ったことを一つでもやりとげたと思える人は幸いです。けれども、もしやりとげたことが一つもない、と思う人は思いなおしてください。
やりとげられていないことは、今できないだけで、いずれ機会がきたらきっとやりとげられるようになります。今は目の前にある問題に集中して、一つ一つ解決していきましょう。
そして、やりとげたことを思い出してください。
やりとげたことを、あなたが忘れているだけ。きっと小さなことだと思いこんでいるだけ。だれかを喜ばしたり、笑顔にしたり、人に頼まれたことをやりとげたり、そうしたことはたくさんあるはずです。もし一日一回でも身の回りにいる人を喜ばせられたら、それはそれはすごいことにちがいないのです。
人の目標には、本来、大中小などの区別はありません。何もやりとげていない人などこの世にいないのです。今まで生きているのがその証です。一度でもだれかを喜ばせたことのある人は、何かをやりとげる力が必ずあります。
Q2 運・不運に関係なく前に進む
何かをやりとげようとする人には、運がよいとか運がわるいとかは関係ありません。どうであれ、自分に起こったことは、自分で引き受けるしかないのですから。
物事がうまくはこばないとき、運・不運を考えてしまうのは、目の前の現実に向き合っていないときだと思いましょう。
不運としかいいようのない出来事が起こって物事が中断することがあるとしても、あきらめずに前進しようとする人は、不運など気にもとめていないものです。
※「ゲームで自己啓発」は、90年代に出版された筆者の『東大式おもしろ心理ゲーム』を改訂して掲載しています。

